南天ウサギ
- 作者: 和田はつ子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/10/06
- メディア: 文庫
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捕り物帳のちょっと変わった感じのものです。シリーズで現時点で6冊刊行されています。
江戸時代の歯科医が主人公。五巻では技工士(たぶん入れ歯専門)も登場し、桂助の周りもなんだか騒がしくなってクライマックスかという盛りあがりを見せています。
後書きにあったのですがどうやら取材相手、モデルとなった方がいらっしゃるらしいです。
「歯科医という職業を主人公のベースにした娯楽小説(?)」。このテーマ、自分も書いてみたい所でしたが先を越されたという感じです(笑)
あと、微妙なところですが、設定など突っ込みどころが多いです。
「なぜに主人公はこんなに完璧なのか?」「この展開はなしだろ!!!しかも生理学的にあり得るのか????(物語の核になっている部分なのでネタばれしないよう自粛)」などなど
対象年齢が低めなのかなと思うくらいの平易な文で綴られていて軽い感じで読めます。
参考になるかはわかりませんが面白い歯科のページを見つけたのでリンクしておきます。 日本の木床義歯は芸術ですね。