やることがたまっているのに

subaru23512007-12-13

母上にドライブに連れまわされたりして今週は始まりました。元気良すぎる母上のおかげで昨日水曜にしてすでにやる気下降中。
ふぅ。やっとまったりな午前中。やりたかったことにかたをつけるか。

・・・

めんどくさい(-_-#)

だらだらにだらけているナナホシです。



そんな時だからこそ、久々真面目に歯学部らしい話でも。

TVでも医龍もがんばっているようですし今回のテーマは医療について
医科と歯科の違い。
結局、勉強の範囲と量の違いということにまとめられると思います。


彼らの勉強の量は半端ではない。
私たちとはケタが違います。

それだけで、その過酷な試練を乗り越えた医師や看護師さんにナナホシは敬意を払い、格差どうこうというのもすべて受け入れてしまいます。

知っていても手が動かないことはわかっていて、学生や研修医の役立たなさ、頼りなさも身をもって知っていますが、やはり前述のように尊敬します。



そんなことを思っていた今日この頃、縁あって嚥下についての講演を聞く機会がありました。

高齢者などの死亡の原因の中に誤嚥性肺炎というのがあります。食道ではなく気管のほうに唾液や食べ物が入り込んでしまい(正確には声門をこえること。でも臨床でそんなのわかるわけない)、菌感染を起こしたりして肺が炎症を起こします。データの取り方にもよると思いますが、高齢者や手術後の肺炎のかなりの割合いをしめています。

普通なら難なく飲み込んだり、誤嚥しそうになってもすぐにせき込んで大事には至らないのですが、加齢や麻痺などさまざまな要因でその機能が低下すると簡単に誤嚥してしまいます。


そして命にかかわるので、特に食事中の誤嚥には神経質すぎるほど気をつけます。


・・・というのを普通に学校でも習っていて、その復習みたいな講演でした。
学校でその範囲はその先生に講義してもらったのですから当たり前です。
しかし開業して勉強の機会も自分で探さないとなかなかない臨床家の方たちには、とろみをつけたお茶や、嚥下機能回復のためのマッサージなどの予防策も含めて結構興味深い話だったようです。


「歯学部に皮膚科とか産婦人科とか、いろいろ医科から講義に来たとき、熱心に聞いていた、しっかり理解できたというかたは少ないと思います。
私たち歯科からむこうにが行った時、向こうの学生もおなじです。
 
だから、意外と感染性心内膜炎や誤嚥性肺炎の原因が口の中にあるということを知らないという先生も多いのです。そのリスクを減らすために航空清掃が重要だという認識も、歯科が思っているより浸透していないのです。 

つまりその辺は歯科がアピールしていける部分なのですね。

各専門家が連携しての医療が重要と言われていますし、向こうから口腔に関して質問された時、きちっと必要な情報を提供できるよう、また、こちらからもその患者さんに何が必要か情報を共有できるようになるようがんばっていきましょう」


少しだけ医科が身近になりました。

一生懸命にできること、やるべきことをやる。
頑張っていきたいです。