秋を求めて京都’07 2日目 -3
北野天満宮では七五三の晴れ着を着た女の子がいた。ものすごくかわいらしい♡
お参りをしておみくじも引いてみた。
結果はというと
大吉!!!!!
詳しく見てみると、
運勢:「今は運勢が停滞ぎみでも、がんばって入れば遠い将来、きっといいことがある」
勉学:「地道に勉学に励みましょう。地道にやればきっと報われるでしょう」
そうか、私は現在つらい目にあっているのか(鈍くて気がつかなかった)
そうか、一攫千金は狙っちゃいけないのか(地道なことしなくてもよい方法がないかを、常に求めている)
・・・・・・・・
神様、これって大吉なのでしょうか?
お参りもして牛の頭もなでて、今回の目的は果たされた。
しかし何かすっきりとしない。多くの人が「全国の天満宮の元締め(?)」と位置づけるところにお参りしているのに、なぜだろうと考えていたが、福岡という身近なところに「大宰府」と「箱崎」という大きな天満宮が2つもあり、実家の近くにも小さな天満宮の分社があるからかと思った。
バスの出発の21時までのんびり京都を満喫しようと、祇園に出ることにした。バスの中ではおしゃべりなおばさまと一緒になる。京都の文化財についていろいろと語ってくれた。
「見ていったらいいよ♪」と軽く言うが、時間は限られているし、何せ拝観料というのが結構な額になる。そうそういくつもいっぺんにというわけにはいかない。 そんなことを考えていたがとりあえず「仏像もお寺も素敵ですよね〜」とだけいっておいた。
約30分くらいバスでかかった。京都に来たときは必ず食べている都路里へと向かう。甘いものを求める本能か、迷わずに到着できた。抹茶ところてんを食べて一休みする。隣ではおばさま4人組が大きなパフェに苦戦中だった。
一人で優雅に食べている、着物のおばさまもいらっしゃった。なんだか京都らしさが漂っていた(意味不明)
帰りがけにはあっという間に大行列ができていた。さすが都路里。
元気が出て円山公園の散策をする。紅葉を期待していたが、桜の紅葉くらいしか見られなかった。西楼門も工事中だったし。
同じく熱心に紅葉の写真を撮ろうとしている人がいたので「まだ緑ですねぇ」と話しかけたら「英語でお願いします」と英語で帰ってきた。アジア系の外国人観光客…。
「緑でもきれいだからいい」といって喜んで写真を撮っていた。 普通ならきっと負け惜しみに聞こえるセリフだろう。しかし彼が言うとなんだか目からうろこで、紅葉ばかり追い求めていた自分の価値観が根底からくつがされた。
ねねの道という雰囲気の良い小道を通って清水寺へ。
一年坂、二年坂、三年坂と登っていく。この辺はお土産ひやかして歩くだけで楽しい。
もちろん本殿への参拝も欠かさない。2度目の参拝。素敵な舞台とパノラマと音羽の滝の人気は健在。
山門入口で修学旅行の男の子たちが会話しているのが聞こえた。
「舞台から飛び降りても死ななかったら願いがかなうといわれていて、占いのために飛び降りる人が多かったらしいよ」(おおっ!よく知っている!雑学王だな)
「清水の舞台から飛び降りるって聞いたことはあったけど、ここから落ちたら絶対死ぬな(下を覗き込みながら)ばかやな〜〜」
物事を目の前にして、的確な感想を持つ若人たち、素晴らしい。
日本の未来は明るい…かもしれない。
昨日常寂光院雨宿りしている時に、彼女たちは当たり前のように「縁結びの神様:野宮神社」に参拝し、その話をしてくれた。
自分はルートと時間がもったいないといってコースから外していたのだが、なんだか同じ女として間違ったことをしてしまった気分になった。
そんな潜在意識も手伝ってここではきちんと「地主神社」にお参りすることに。
…登っていくのは修学旅行生ばかりだし。そんな中で首からカメラを提げ、大きなリュックを背負っている自分はなんだかここでも場違いで存在を否定されている気分になった。
うだぐだして、お土産も見て、お茶飲んでいたら5時半くらいになった。すでに夕暮れの気配。あっという間に真っ暗に。写真を撮ろうと思っていたら夕焼けと逆光でうまく撮れない。昼間の良い写真を撮れる時間というのは限られていることを実感。
かの有名な清水寺のライトアップと夜間参拝はというと、
明後日からでした(爆)
八坂の塔がいい感じにライトアップされていて、坂自体も、お店の提灯やネオンがいい感じで通りを浮き上がらせていて歩いていて気持ちが良い。
写真の技術がなくて夜景がうまく取れないのを嘆きながら帰途に就く。
観光帰りの客で混雑するバスに乗り、京都駅に到着。
京都駅付近にあるおいしいと聞いていたお店で天丼を夕食に食べたかったのだが、定休日かつぶれているのか、本日はやっている気配なし。
仕方なく駅でそばを食べることにした。日記書いたり試験のための暗記帳をみてみたりしてバスの出発まで時間をつぶす。
京都駅のクリスマスツリーとライトアップされた京都タワーに別れを告げる。
帰りのバスでは疲れも出て爆睡。窓際でも寒くても、眠いときは眠れるという新発見をして1泊4日の旅を終えた。
素敵な思い出と写真をありがとう、京都。
=完=